「先生、これAIでやりました」は正直すぎる
最近、生徒さんから時代を感じる一言を聞きました。宿題の作文について、「ここ、よく書けているね」と話したところ、生徒さんが少し誇らしげにこう言ったのです。
「先生、これAIでやりました。」
あまりにも堂々としていたので、思わず笑ってしまいました。
昔なら“隠す”はずのことを、今の生徒さんたちは意外と隠しません。それだけAIが日常に入り込んでいるということなのだと思います。実際、AIは非常に便利です。文章をまとめたり、言い換えを考えたり、「どう書けばよいか」のヒントをもらったりするには、とても役立ちます。うまく使えば、作文が苦手な生徒さんの助けになる場面も多いでしょう。
一つ注意したいのは、「AIが書いた文章」と「自分の言葉で書いた文章」は別だということです。
AIが作った文章は、確かにきれいです。しかし、「なぜそう書いたのか」「自分はどう感じたのか」を説明できなければ、本当の意味で“自分の文章”にはなりません。
作文は、単に文章を完成させることが目的ではなく、「自分の考えを整理し、相手へ伝える力」を育てることにも意味があります。これからの時代に大切なのは、「AIを使うかどうか」ではなく、「どう使うか」なのだと思います。
これからの学び方を考えさせられる、印象的な一言でした。
